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しょうず

ページID:0008953 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

津幡町津幡地区の清水区にある湧き水「しょうず(清水)」は、冷たくて清らかな水質と四季を通じて変わらない水量で、知る人ぞ知る名水です。地名の清水は、この「しょうず」が由来となっています。
1789(寛政元)年以来、この湧き水で清水村の人たちはのどを潤し、また、酒造りの仕込み水として利用されてきました。特に、寒さが厳しい冬の朝、威勢のよい蔵人(くらびと)が素足で片肌を脱ぎ、17〜18人で隊を組んで精を出す姿は、懐かしい思い出として語り伝えられています。その恩恵を感謝し、「しょうず」の守護神として不動明王(ふどうみょうおう)を祀(まつ)り、家内安全無病息災を祈りました。
「しょうず」の傍らには、この湧き水で酒造りを行った津幡町の造り酒屋3軒によって建立された石碑が建っています。その3軒のうちの岩井屋酒造と矢田酒造は、惜しくも廃業してしまいましたが(現在は岩井屋酒販売店)、「長生舞」で有名な久世酒造は、現在もこの湧き水を酒造りに利用しています。
湧き水を汲みに来る人の話では、お茶やコーヒー、炊飯などにこの湧き水を使うと、とても美味しくなるそうです。また、畑の野菜や庭の草花にこの湧き水を与えると、育ちが良くなるそうです。近隣に「しょうず」ファンが多く、朝早くから水汲みに来る人が後を絶ちません。
津幡町には、河合谷地区上大田区にも大勢の人が水汲みに訪れる名水「滝の谷霊水」があります。
蔵人:杜氏(とうじ)以下、酒造りに従事する人たちの総称。