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おやど橋のタブノキ

ページID:0006344 更新日:2025年2月26日更新 印刷ページ表示

津幡川に架かるおやど橋は、かつての宿場町、津幡宿があった旧北陸道にあります。橋の手前には、「脇本陣角屋跡」と刻まれた石碑が建っています。脇本陣角屋の対岸にあった本陣(ほんじん)御旅屋(おたや)は「おやど」とも呼ばれたことから、「おやど橋」と呼ばれるようになりました。
そのおやど橋を覆うかのように、根元から数本に枝分かれし、青々と繁っているタブノキは、樹齢700年以上と伝えられています。高さ10メートル、幹周り6.3メートルを誇るこのタブノキの巨木は、脇本陣の角屋(金子家)の庭に植えられていました。
おやど橋は度々の水害で架け替えられてきましたが、このタブノキは1877(明治10)年の大火の時にも、奇跡的に火災を免れました。1921(大正10)年と1962〜1969(昭和37〜44)年の津幡川拡幅(かくふく)の時には、対岸のスギやエノキなどは伐採されましたが、このタブノキだけは切るに忍びず残されました。
おやど橋のたもとには、加賀藩の参勤交代(さんきんこうたい)の大名行列で供先(ともさき)を務めた「髭奴(ひげやっこ)」の銅像が置かれています。