椀かせの穴

「椀かせの穴」の洞穴がある谷内山

「椀かせの穴」の洞穴がある谷内山

 谷内石山遺跡がある津幡町英田(あがた)地区の谷内(やち)区には、古くから伝わる伝説「椀かせの穴」の洞穴が残っています。
 その昔、村人がお祭りや結婚式、葬式などでご膳やお椀が必要な時に、前の日の夕方にこの穴にお願いしておくと、その次の日、必ずお願いした通りに穴の前に出してありました。ある時、悪い人がいて、ご膳やお椀を使った後に約束通り返さなかったので、その後、誰が頼んでも貸してもらえなくなりました(英田地区の伝説「椀かせの穴」の話より引用)。
 河合谷地区の瓜生(うりゅう)区や倶利伽羅地区の大窪区にも、同様の伝説が残っています。
 谷内石山遺跡からは、幅20〜30センチの溝が平行して10数本見つかり、奈良時代後半から平安時代前期の土器が出土しています。

所在地 〒929-0317 石川県河北郡津幡町字谷内
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アクセス 津幡町市街地から県道59号線に入り、かほく方面に進みます。左側に加茂遺跡がある交差点(国道8号線の高架下)を過ぎ、能瀬方面に進むと、右手に英田郵便局が見える「英田」交差点に出ます。そこを右折し、そのまま道なりに進むと、谷内集落に入ります。右側にある「養楽寺」の横の山道を登っていくと、山の中腹に「椀かせの穴」の洞窟があります。



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