八幡神社のイヌシデ

イヌシデの巨樹が茂る「八幡神社」

イヌシデの巨樹が茂る「八幡神社」

 津幡町英田(あがた)地区の小熊(こんま)区に、イヌシデの巨木で有名な八幡神社があります。津幡町にはイヌシデの巨樹が非常に多く、中でも同神社には高さ20メートル、幹周り3.7メートルを誇る県内第1位のものを始め、9位、10位にランクされているものも含めて3本あります。
 同神社の祭神は応神天皇(おうじんてんのう)ですが、伝説にまつわる石像「藤吉神さま(とうきちかんさま)」も祀(まつ)られています。その昔、藤吉という農夫が鍬(くわ)を振っていたところ、「藤吉、痛いぞ」という声が聞こえたような気がしました。かまわず仕事を続けようとすると、また「藤吉、痛いぞ」と叫ぶので、驚いてその辺りをよく見ると、石の像らしいものが埋まっていて、額に血がにじんでいました。藤吉はこれはもったいないことをしたと石像を堀り起こし、大峰にある八幡神社に預けました。それ以来、人々はこの石像を「藤吉神さま」と呼ぶようになったということです。
 また、ある人が「藤吉いたいかいや」といって神様の頬をぶったところ、急に豪雨となり、境内の大工小屋が水浸しになったということです(英田地区の伝説「藤吉神さま」の話より引用)。

所在地 〒929-0312 石川県河北郡津幡町字小熊ウ18
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アクセス 津幡町市街地から県道59号線に入り、かほく方面に進みます。「御門」交差点で右折し、県道221号線を河合谷方面に進みます。そのまま道なりに進み、種集落を過ぎると、県道219号線に入る三叉路に出ます。そこを右折し、しばらく行くと、右手に「小熊口」バス停が見えます。そこを右折し、しばらく行くと、左手に「小熊」の案内標識が見えます。そのまま道なりに下り、村の出口の四差路を左折すると、左奥に「八幡神社」の参道に続く山道が見えます。



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