新田家の門

津幡町の旧家「新田家」の門

津幡町の旧家「新田家」の門

 津幡町笠谷地区の倉見区にある八幡神社の裏山に、津幡町倉見村の旧家「新田家(にったけ)」の門がひっそりと建っています。新田家は代々、倉見村の十村(とむら)を務めた名家です。江戸時代にケヤキで造られた門は、長屋門(長屋が付いた門)と呼ばれる立派な門です。当時、一般の百姓にはこのような長屋門は許されていませんでした。
 波板トタンで覆われた屋根以外の他の部分は、建造当時(近世後期)の面影が残っていますが、残念ながら老朽化が進み、現在修復中です。
 同集落には、村民のために灌漑(かんがい)事業に尽力した新田家の祖、喜多市十郎(きた・いちじゅうろう)の石碑が建っています。
十村:他藩でいう大庄屋に相当するもので、加賀藩の村支配を代行する村役人組織の頂点に立つ役職。

所在地 〒929-0455 石川県河北郡津幡町字倉見
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アクセス 津幡町市街地から県道218号線に入り、鳥越方面に向かいます。左手に見える「倉見口」バス停を過ぎると、Y字路に出ます。そこを「倉見」方面に左折し、しばらく行くと、左手に「太白台小学校」の案内標識が見えます。そこを左折し、坂道を上ると、すぐ右側に「新田家の門」に続く山道があります。



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