山神様



 津幡町には古くから山祭りが伝承されていますが、現在、山神様(やまがみさま)が残っているのはここ、笠谷地区の倉見宮谷(みやのたに)だけです。山あいに建つ、高さ86センチ、幅43センチ、奥行き45センチの石の祠(ほこら)の中に、「山神」「祇園(ぎおん)」と刻まれた高さ30センチ、幅15センチの石が2つ置かれています。石の裏には、「1770(明和7)年」と刻印されています。
 春祭りの3月9日と秋祭りの12月9日の年2回、倉見地区が山祭りを行っています。春祭りの日は山神様が木をお植えになり、秋祭りの日は木の実を拾われるので、刃物を持って山に入るとケガをする、赤飯をお供えすると山火事になるといわれています。

所在地 〒929-0455 石川県河北郡津幡町字倉見
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アクセス 津幡町市街地から県道218号線に入り、鳥越方面に向かいます。左手に見える「倉見口」バス停を過ぎると、Y字路に出ます。そこを「津幡運動公園」方面に右折し、「杉瀬境橋」を渡ってすぐに左折します。そのまま県道218号線を直進し、右手に見える「倉見」バス停を過ぎて右折します。北陸新幹線の高架下を抜けると、倉見宮谷(みやのたに)集落に入ります。左手に曲がる最初の細い坂道を進むと、北陸新幹線の高架下に出ます。高架下の向こう側の丘に、「山神様」の小さな祠が見えます。



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