良縁に恵まれる「縁結びの杉」
津幡町笠谷地区の八ノ谷区の八幡神社には、古くから伝わる伝説「縁結びの杉」の大杉があります。この「縁結びの杉」に抱きつくと、良縁に恵まれるといわれています。同神社の祭神は、誉田別命(ほむたわけのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)です。
江戸時代中頃、八ノ谷に庄助という百姓がいました。庄助には親や兄弟もおらず、30歳まで1人暮しでしたが、誠実な働き者の若者として、近所の評判もよかったそうです。
ある夜、庄助の夢の中に、白いヒゲを生やし白い衣を着た老人が現れ、「そなたの誠実さに対し、妻をめとらすから、明日の朝、八幡神社の杉の木のところに来るように」といいました。次の日の朝、庄助が杉の木のところへ行くと、美しい娘が立っていました。その娘も庄助と同じく、夢のお告げでここへ来たというのです。こうして、人もうらやむ夫婦が誕生しました。
それ以来、この木は「縁結びの杉」と呼ばれています。高さ25メートル、幹周り4.3メートルもある巨木です(笠谷地区の伝説「縁結びの杉」の話より引用)。
所在地 | 〒929-0461 石川県河北郡津幡町字八ノ谷リ1 |
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アクセス | 津幡町市街地から県道218号線を鳥越方面に進み、右手に「JA石川かほく津幡東支店」がある交差点を左折し、県道219号線に入ります。河合谷方面に向かって進み、吉倉集落の入り口で「池ヶ原(八ノ谷)」の道路標識に従ってさらに進みます。そのまま道なりに進むと、右手に「八ノ谷」の案内標識が見えます。そこを右折し、しばらく行くと、右手に「縁結びの杉」の案内板が見えます。 |