道番人屋敷跡

かつての「道番人屋敷跡」だった龍ヶ峰城址公園の駐車場

かつての「道番人屋敷跡」だった龍ヶ峰城址公園の駐車場

 津幡町竹橋(たけのはし)から倶利伽羅峠に伸びる歴史国道「北陸道」を挟んで、龍ヶ峰(りゅうがみね)城址公園の向かい側に「道番人(みちばんにん)屋敷跡」が残っています。現在、2戸の屋敷跡は龍ヶ峰城址公園の駐車場となっていますが、ほぼ原型で保存されています。
 加賀藩は参勤交代(さんきんこうたい)の街道の整備、管理をする「道番人」という制度を設けました。1665(寛文5)年5月より道番人を1里(約4キロ)ごとに2人置き、給銀70目、居屋敷50坪を与えて、街道の掃き掃除、砂入れ、水落とし、雪割、並木の手入れなどをさせました。『河北郡史』には、1720(享保5)年に竹橋宿から倶利伽羅峠までの街道を、その途中「一騎討ち」と呼ばれる狭まった場所で二分し、龍ヶ峰(通称「城ヶ峰」)南麓の上藤又村から出た長助、茂兵衛の両家が担当したという記録が残っています。

所在地 〒929-0414 石川県河北郡津幡町字山森
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アクセス IR津幡駅から「津幡駅前」交差点を右折し、県道59号線に入ります。「白鳥橋詰」交差点を右折し、「浅田陸橋」を越えると、「浅田」交差点に出ます。そこを左折し、倶利伽羅方面に進み、「坂戸」交差点を過ぎると、「倶利迦羅不動寺3km」の案内版が立つ三叉路に出ます。そこを右折し、倶利伽羅峠に続く上り坂を進んでいくと、山森に着きます。集落入口で歴史国道「北陸道」の案内版が立つところを右折し、旧北陸道に入ります。山あいに向かって街道を進むと、左側に「道番人屋敷跡」である「龍ヶ峰城址公園」の駐車場があります。駐車場にはトイレも設置されています。街道を挟んで向かい側一帯は、「龍ヶ峰城址公園」となっています。



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