七野墳墓群

弥生時代末期の遺跡「七野墳墓群」

弥生時代末期の遺跡「七野墳墓群」

 津幡町倶利伽羅地区の竹橋(たけのはし)区にある倶利迦羅不動寺西之坊鳳凰殿(にしのぼうほうおうでん)の裏山に、七野墳墓群(しちのふんぼぐん)があります。全12基から成る弥生時代末期の遺跡で、2・3・4号墓が現存しています。
 発掘調査の行われた1号墓からは、北陸地方では初の出土例となった素環頭刀子(そかんとうとうす)が発見されています。現存する3基の内、2号基は山陰地方に多く分布している四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)で、県内で唯一現存する墳墓です。このことから、この辺り一帯は古代から九州北部から山陰丹後地方までの地域と交流があったことを裏付けています。
◆1997(平成10)年4月20日 津幡町文化財(史跡)指定
素環頭刀子:弥生時代中期に中国(漢)から入ってきた工具・書刀(しょとう)。
四隅突出型墳丘墓:出雲地方を中心として山陰で多く造られた弥生時代の墳丘墓で、四角い墳丘の角が奇妙に張り出した形をし、周囲には石が張り付けてある。

所在地 〒929-0426 石川県河北郡津幡町字竹橋
お問い合わせ先
電話番号
ホームページ
アクセス



その他のキーワード
関連する観光スポット
関連する観光イベント