篠田の森

伝説のキツネが住んでいた「篠田の森」

伝説のキツネが住んでいた「篠田の森」

 金沢市に近い津幡町の山あいの浅谷集落には、キツネにまつわる伝説が残っています。村の入口に、伝説のキツネが住んでいた「篠田の森」と呼ばれる森があります。
 村人が疲れ果てて、仕事から家に帰ってみると、買っておいた油揚げがなくなっていました。こんなことがしばしばありました。ある日、今日こそは盗られないようにと注意していると、やっぱり曲者(くせもの)が出てきました。捕まえてみると、それは白い小ギツネでした。たまたま親ギツネの真似をして油揚げを盗ろうとして捕まったものであり、村人は哀れに思って放してやりました。その時、キツネは「篠田の森」の者であると言って帰っていったと言われており、今もこの地名は地区に残っています(中条伝説「篠田の狐」の話より引用)。
 村人の話では、この辺りではクマやイノシシ、サルなどの野生動物を普通に見かけますが、たまにつがいのカモシカが山里に下りてくることもあるそうです。

所在地 〒929-0344 石川県河北郡津幡町字浅谷
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アクセス IR津幡駅から「津幡駅前」交差点を左折し、県道59号線に入ります。しばらく行くと、「津幡検問所前」交差点に出るので、その三差路を左折します。県道215号線に入り、「浅谷口」交差点を右折します。そのまま道なりに進むと、浅谷集落に着きます。村の入口に架かる小さい橋(篠田橋)の右奥に、「篠田の森」が広がっています。



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