老舗の料理旅館「勝ざき館」
※勝ざき館の「ざき」は、「崎」の大が立の漢字です。
JR本津幡駅近くの庄町商店街に、老舗の料理旅館「勝ざき館(かつざきかん)」があります。創業120年以上になる同旅館には、昔ながらの薪(まき)で沸かす銭湯が併設されています。
勝ざき館の湯は、1889(明治22)年5月開湯の津幡鉱泉まで遡(さかのぼ)ります。当初は単に湯座屋(ゆざや=共同浴場)でしたが、1912(大正元)年に料理旅館として経営拡大しました。同旅館の敷地内に、「津幡鉱泉」の開湯を記念した石柱と小さな祠(ほこら)が建っています。源泉は同旅館より200メートルほど離れた水田から引いていましたが、残念ながら2003(平成15)年頃に枯渇(こかつ)し、現在は井戸水を薪(まき)で沸かす人工温泉となっています。現在の浴場入り口に掲げられた古い効能書きが、当時の面影をしのばせてくれます。
和風旅館「勝ざき館」の看板建築である旧館は、1950(昭和25)年に富来町風無(かざなし)の豪商永野家の別邸を買い取り、移築されたものです。また、全ての客室から、自慢の日本庭園を望めます。宿泊や銭湯のご利用はもちろん、座敷での宴席や割烹カウンター「原点」で地酒とともに日本料理をご堪能いただけます。
所在地 | 〒929-0327 石川県河北郡津幡町字庄イ2-1 |
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お問い合わせ先 | 勝ざき館 |
電話番号 | 076-289-2161 |
ホームページ | http://www.katsuzakikan.com |
アクセス | JR本津幡駅を出て右手に進みます。つきあたりを左折し直進すると、右手に「勝ざき館」が見えます。 |